お知らせ

6月の研修会は、さかい耳鼻咽喉科クリニック　酒井　章博 先生に「嚥下のメカニズムと食支援」～内視鏡カメラで飲み込みを診てみよう～をなるコミからLIVE配信を行ってもらいました。
LINELIVE参加者：42名

在宅嚥下往診でもご活躍の酒井先生に、嚥下のメカニズム（先行期～食道期）の過程、嚥下障害の概念や症状について、また、在宅においての食支援について等分かりやすく説明していただきました。
嚥下機能評価においては、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査等、様々な検査方法を用いて、なぜ嚥下障害がおきているか、なぜ誤嚥するかを診断し、また、その病態診断に合わせ、食形態や姿勢、食事介助方法、嚥下訓練法など、対応方法を提案していくこと必要であることを学びました。
今回さかい耳鼻咽喉科でも行っている、嚥下内視鏡検査を実際に活用し、健康な人との嚥下機能低下の方との映像を比べてみることで、嚥下状態についてより理解が深まりました。
口から食べることは、人として本来の姿であり、生きる楽しみでもある。口から食べると、本人の表情がやわらかくなり、家族にも喜んでいただけます。嚥下状態機能低下の前に、早期発見・早期介入することで残った機能を充分に活用して、安全に経口摂取を続けられることが大切であることが理解できた研修会でした。