受付時間 / 午前 9:00-12:00 午後 14:30-17:30
 休診日 / 土曜午後・日曜・祝日 (急患は随時受付)
MENU

Dr.川西の医療んなこと

第9話 コーヒーの健康効果

今日の論文は、コーヒーの健康効果に関してです❗️メタボが気になる方、必見です☺
数ある飲料の中でコーヒーこそが至高、もはや薬といえます✨緑茶や紅茶やココアではなく、飲むならコーヒーですよ❗
まず一つ目は、コーヒーとカフェインの健康効果についての論文です☕
コーヒーには生理活性物質(微量で体に大切な役割を果たす物質、ビタミン、ホルモン、神経伝達物質ですね❗️)だけで100種類以上⁉️も含まれていて、その中にはクロロゲン酸(みんな大好きポリフェノールの一種です❗️)やニコチン酸のように、その作用が明確になっているものもあります🧐
しかし、50種類くらいは、実は生理作用がはっきりとは不明なんです🤔世の中、まだ解明されてないこといっぱいあります😲実はコレステロール代謝なんかもきっちり解明されておらず、これはまた別の機会に論文紹介します💭何はともあれ、何と言ってもコーヒーに含まれている物質で最も有名なのはカフェインですよね☝🏻おなじみ、カフェインはコーヒーの覚醒作用、常用性をもたらしている成分です😶カフェインは交感神経刺激作用があり、血圧や脈拍を増加させるので、もともとは悪玉と思われていました😫しかししかし❗️妊娠中や授乳中の女性を除き、3から5杯程度のコーヒーは実はめっちゃ健康にいいのです🎉
ここから超面白いですよ✨まずカフェインの脳への影響ですが、カフェインは脳を活性化、注意力を高め、パーキンソン病やうつ病のリスクを低下させます☝🏻そして、痛みに対する鎮痛剤の効果増強作用もあります❗️どこか痛かったら痛み止めとコーヒー飲みましょう💥🤭
肺への影響に関して、低出生体重児の無呼吸の治療に使用され、大人の肺機能を改善させるという報告まであります⭕
次は肝臓。肝臓の繊維化や肝硬変、肝細胞癌の予防効果が報告されています👍🏻
心臓はどうだ💖急性の使用ではカフェインは血圧を上昇させますが、習慣的な使用では寧ろ血圧が下がります✨心筋梗塞、脳卒中の率も下がります👍🏻
お次は内分泌系🧐短期的には骨格筋のインスリン感受性を低下させますが、習慣的な使用ではむしろ改善させます😲おいおい、脳、心臓、肺、肝臓に良くて、その上糖尿病まで減らすのかよ、、、飲料界の出来杉英才でしょ🤩
そろそろ悪い話も👎でも懸念点はちょっとだけ❗️不眠の原因となり不安を誘発する可能性は指摘されています😴、、、メンタル不安定な時はちょっと避けましょう😩生殖器系への影響では、妊娠中に飲むと胎児の成長を遅延させ、流産のリスクを高めるという報告があります、、、残念😢
何にせよ、メンタル不安定な時と妊娠中は控えればいいだけ❗️おっぱいにも微量出るので、授乳中はちょっと少なめに二杯くらいまでにしたら良いだけです😋
以上❗️基本的にコーヒーカフェイン常用はめっちゃ体に良いです🙂
(追記)カフェインはお茶など他の飲み物にも多く含まれているので、コーヒーの健康効果が抜きん出ていることは、カフェインのみでは説明困難、つまりコーヒーカフェインが至高です☕✨ちなみにカフェインだめな方はデカフェでも良いです。ちょっと効果落ちますが、それでも抜きん出て体に良いです👌🏻
二つ目の論文は、メタボ必見ですよー❗️☝🏻
この研究は、アメリカ様の国民健康栄養調査の14504名のデータでメタボとコーヒーや紅茶の摂取量との関連を調べてます📈解析の結果、1日に3杯を超えてコーヒーを飲む習慣のある人は、メタボの重症度指標の低下と有意に関連していました😲メタボまで減らすのかよ、、、エレガント❗️ベリーエレガント🎀毎日コーヒーを飲む習慣は、BMIや収縮期血圧の低下、インスリン抵抗性の低下、中性脂肪の低下と有意に関連していて、善玉HDLコレステロールの増加とも有意に関連していました😐スマート❗️スマート&エレガント‼️ヘンダーソン先生も叫びますよ💢ちなみに、紅茶を2から3杯飲む習慣もメタボの重症度低下と関連していましたが、コーヒーには及ばず、3杯を超える摂取は、逆に指標の悪化と関連していました💨
そして、カフェインレスのコーヒーについては、メタボの進行予防効果は確認されませんでした😫やっぱりカフェインも大事なんですね🙄
以上、結論❗️1日3から5杯程度のコーヒーは、脳にも心臓にも肺にも肝臓にも糖尿病にもうつ病にもパーキンソンにもメタボにも良く、長寿の薬です❗️飲料界の大谷翔平です⚾✨
📕『この世界は驚きに満ちている。学び探求することこそ人生を豊かにする道だ。』
電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルの言葉です😉僕の好きな言葉です😃
【参考】
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMra1816604?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed
https://link.springer.com/article/10.1007/s00394-024-03367-1
ページ上部へ