再びサプリメントの論文です😃
前の糖尿病患者さん✖︎カルシウムサプリは心血管系イベントを増やし散々な結果でしたが、今回は如何に⁉️カルシウムとビタミンDは、いずれも骨の健康のためには不可欠です。今回は、骨折のリスクの高い閉経後の女性✖︎カルシウムとビタミンDのサプリメントの組み合わせです🤔閉経後は、卵巣から出るエストロゲンという女性ホルモンが減るので、骨粗鬆症にも高コレステロール血症にもなりやすくなっちゃいます😐
ビタミンDは夏で10分、冬で30分くらい日光に当たって体内で1日量を十分作れるという特殊なビタミンですよね✨食事からだけではまず不足します💦
ここ重要❗️ビタミンDには骨に対する作用以外にも、免疫調整作用や抗炎症作用など、多くの健康効果を持つことが報告されています❤ビタミンDサプリで風邪引きを減らしましたって論文がヤフーニュースを騒がせたこともありましたね😋
今回の研究はアメリカにおいて、36282名の閉経女性を対象とし、くじ引きで2つの群に分けました。
一方は1日1000㎎の炭酸カルシウムと400IUのビタミンD3を、もう一方は偽薬を7年間服用、その後も含めて中間値で22.3年(すご❗️)もの長期の健康観察を行って、予後を比較検証しています😄
その結果、カルシウムとビタミンD使用群では、未使用群よりも癌による死亡のリスク7%有意に低下していた一方で、心血管疾患による死亡のリスクは6%、こちらは有意に増加⁉️していました🙄よって、総死亡のリスクについては両群で有意な差はなく、大腿骨頸部骨折のリスクについても明確な差は認められませんでした😉
今回の大規模かつ超長期の臨床研究において、閉経後の女性にカルシウムとビタミンDのサプリメントを使用しても、骨折リスクも総死亡も下がらず、何の成果も得られませんでした‼️(進撃の巨人、キース・シャーディスより)
やっぱりサプリはダメダメな結果が多いです😣やれやれだぜ(空条承太郎風に)
【参考】
https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/M23-2598?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed