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Dr.川西の医療んなこと

第14話 勃起不全とアルツハイマー病の予防について

今日の論文は、男性の勃起障害治療薬の認知症予防効果についての論文です男性諸君、刮目せよ✨
シルデナフィル(バイアグラ)などのED治療薬は、フォスフォジエステラーゼ5阻害剤と呼ばれています(joy Cony)以下これをPDE-5阻害剤と略します😁
このPDE-5という酵素は、サイクリックGMPという血管拡張物質を分解する働きを持っています。薬理学で習いましたね。。。完全に忘れてました🙄このPDE-5という酵素の阻害により、陰茎の血管拡張が持続し、それが勃起機能の改善に繋がっています😉
ただ、この酵素は陰茎以外の血管にも存在していますので、その効能は血管があるところ、すなわち体全体に亘ると想定されています✨
また、動物実験においてはPDE-5阻害剤は血管内皮細胞の細胞数と機能自体を改善する効果も確認されています🙂
血管内皮細胞といえば、、、❗️超重要な役割を担っています‼️血管の収縮・拡張を調節して至適血圧の維持を担い、また血栓形成や動脈硬化も防ぎます(またね)さらに、免疫系への関与も知られていて、血管内皮細胞が適切に働くと、ウイルスや細菌といった病原体も血管内に容易に侵入できません👌🏻コロナの時も言われていましたね👆🏻
またPDE-5阻害薬は肺高血圧症の治療薬としてそもそも有名ですし、心筋梗塞や脳卒中、加齢に伴う筋肉減少(サルコペニア)、糖尿病などの予防薬‼️としても、その有効性が大いに期待されています✨全身に血管があるのだから、血管内皮細胞が関わる病気には効果があると推測されるからです😃また、PDE5阻害薬は定期的に服用すると酸化ストレスを減少させます(casual Cony)これはヒトでも動物モデルでも実証されています。最高ですね🙂体が錆びるのを防いでくれるわけですから✨さらに精巣でのテストステロン産生を増加させます。テストステロンが増えると、骨が強くなり、筋肉も増え、生活習慣病のリスクも下がる、特に耐糖能が改善することがわかっています✨さらにさらにPDE-5阻害薬は平滑筋弛緩で排尿障害も改善します🥰よって、前立腺肥大症で保健適応治療薬にもなっています✨
これは、、、またまた出ましたね、出来杉英才、、、コーヒーの次はED治療薬ですね🙄出来杉はコーヒーとED治療薬が好きか、、、意外ですね😑✨
そしてようやく、今回の認知症の話に移ります😏PDE-5阻害剤には認知症の原因の1つである、タウ蛋白のリン酸化を抑制する作用もあります🎉無敵すぎます、、、もはや五条悟さんとお呼びしたい😄天上天下唯我独尊😃
今回の研究はイギリスにおいて、勃起不全と診断された登録の時点で認知症のない、40歳以上の男性269725名を対象とし、中央値で5.1年も経過観察をしています😁バイアグラなどのPDE-5阻害薬使用と、アルツハイマー病の発症リスクとの関連を検証しています📃
その結果、PDE-5阻害剤使用群でのアルツハイマー病発症リスクは、年間1万人当たり8.1件であったのに対して、未使用群での発症リスクは、年間1万人当たり9.7件でした。関連する因子を補正した後、PDE-5阻害剤の使用はアルツハイマー病の発症リスクを18%有意に低下させていました📉
こうしたデータは他にも報告されていて、ほぼ同等の結果が得られています✨よって、これは事実と認定できます、、、間違いない‼️(長井秀和降臨)
男性諸君には朗報ですね😎勃起不全にも使え、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病、そして認知症の予防にも効果があるかもしれない、排尿障害もなくなる薬バイアグラ、、、あんびりーばぼー☺PDE-5阻害薬、定期内服を考慮すべき薬か要検討ですね⁉️💪🏻

【参考】
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10890837/
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