今日は、歯磨きの肺炎予防効果についての論文です。
肺炎は死因として、常に上位にランクされている感染症です😅ちなみに日本でも世界でも現在5位ですね🙄
院内感染としても良くみられ、入院の契機となった病気は治ったのに、肺炎になって入院長期化といった経過、慢性期の病院ではよくありますよね💦まぁそもそも入院時平均年齢が、日本慢性期医療協会のデータで、療養病床では男性78歳、女性84歳ですから、さもありなん、ですね、、、😑
院内感染は予防が超大事です❗️口腔内の検出菌と肺炎の起因菌とが同一であることが多いので、口腔内を清浄に保つことが、肺炎予防に重要であることが示唆されています😏そのため、主にクロルヘキシジンという消毒剤を用いた口腔ケアが試みられました🙂報告により、効果があったりなかったり、接触性皮膚炎含め粘膜障害が認められたり、微妙な結果でした💦日本ではコンクールFという商品名で薬用マウスウォッシュが売られていますね🥺ただ、消毒薬も耐性が絶対にできないかといえば、実はそうではなく、クロルヘキシジン耐性菌はニューキノロン系の抗生剤に交差耐性を示すことが報告されており、マウスウォッシュ長期使用がいいのかどうかわかっていません💦やはり最も大事なのは、物理的歯磨きですよね❗️ドラクエでも結局、物理で殴るのが1番強いです💥歯科口腔衛生士さんと看護師さんの出番ですよー✨
今回の研究では、これまでの15の臨床研究に含まれる、計10742名の臨床データをまとめて解析しています。その結果、毎日複数回の歯磨きの施行は、入院中の患者の院内肺炎発症のリスクを33%も有意に低下させ、集中治療室での死亡リスクも19%も有意に低下させていました😊死亡リスク低下ですよ❗️ジーマーでゴイスー😆
毎日の歯磨き回数については、1日2回とそれを超える回数での比較においては、有意な違いが認められませんでした。この予防効果は人工呼吸器を装着している患者さんにおいてこそ強く認められたので、重症患者さんこそ、歯磨きをきっちりしないといけません💪🏻歯磨きが十分でない入院患者さんへの1日の歯磨き回数は2回が妥当、、、各病院のみなさん、宜しくお願い致します👍🏻入院患者さんは歯が命と東幹久さんと高岡早紀さんも言ってましたよね😉
口腔ケアが肺炎予防になる事は皆さんご存知かと思いますが、確かに33%はゴイスーですね🤔
院内感染肺炎で退院が遅くなる事も実際にありますので、きめ細かな口腔ケアが稼働率にも影響を与えるって事ですね😑1日2回❗️今後のテーマですね😅
Care bundle(ケアバンドル)といって、バンドルは束と言う意味ですが、オーラルケアに関しては効果があるだろう処置を複数組み合わせたものが臨床試験の主です✨みんな、是が非でも有意差を出して論文化したいですからね🎁なので、マッサージだけの大きな論文はなくて、バンドルの1つに組み込まれています👓具体的には、顔面筋マッサージ、唾液腺マッサージ、歯磨き、歯茎のソフトクリーニングの4つです🤨これらは、間違いなく唾液量も増やし、プラークも減るし、誤嚥性肺炎の原因となる口腔内の連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、バクテロイデスなどの嫌気性菌を減らします❗️ただ、全て日に最低2回施行が標準です🙄
【参考
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10728803/