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Dr.川西の医療んなこと

第17話「男性更年期と骨折リスク」

今回も減ってるから補充したらいいんじゃないの??っていう論文です😄
女性の更年期ほど明確ではありませんが、男性も性腺機能が低下し、血液中の男性ホルモンが低値になると、男性更年期となります🙄
その1つの現れが、骨塩量の低下と骨折リスクの増加です😫これは女性の更年期でも一緒ですよね😥
ちなみに、なぜ骨塩量っていうのでしょうか❓骨に大事なのはミネラル、日本語で無機質、カルシウムやリン、マグネシウムなどですよね。英語で「bone mineral(ボーン ミネラル)」を骨塩と訳したのがややこしくしたって僕は勝手に思ってます💦ミネラルには確かにナトリウムが入ってますし、無機塩類って言葉もありますけど、骨塩量って言うとまるで骨の塩を測ってるみたいじゃないですか🙄ミネラルを測ってるのであって、正確には『骨無機質』定量検査だと勝手に名前変えちゃろうかなと思ってます、、、余計にややこしいですね🙂
何はともあれ、男性ホルモンの低下に伴い骨塩量が低下し、骨折が増えることは、既に実証されています🔊わかりやすいケースは、前立腺癌の治療におけるホルモン低下療法ですよね🔰男性ホルモンは前立腺癌の進行増大に寄与するため、それを強く抑制する治療を行うのですが、それにより明らかに骨塩量が低下、骨折リスクも増加します💦
それでは、男性ホルモンの補充療法で骨折リスクは低下するか否か❗️
そこで当研究では、アメリカの複数施設において、血液の男性ホルモンであるテストステロン濃度が300ng/dL未満と低値であることが確認されている、45から80歳、5204名もの男性を集めました(Pangyo)本人にも担当者にも分からないよう、くじ引きで2つの群に分け、一方はテストステロンの外用剤を毎日貼付、もう一方は偽の外用剤を使用、中間値で3.19年も追っています🙌🏻
経過中に診断された骨折は、テストステロン使用群の3.50%に当たる91名、偽薬群では2.46%に当たる64名でした。テストステロンの使用は、当初の予測に反して、、、寧ろ骨折のリスクを43%も有意に増加させていました‼️ぎゃー😲
つまり、骨塩量を増やして骨折を予防するどころか、逆に骨折を増やしたのです😖マルチビタミンで死亡率が増えたり、ビタミンAが喫煙者の肺癌を増やしたり、ビタミンEが前立腺癌を増やした結果と一緒ですね😩
何故今回、このような結果になったかはわかりません😢
いずれにしても、現時点ではテストステロン補充療法はやるべきでないですね💥減ったら補充問題、サプリは体に良いのか問題は本当に絶体絶命だと思います💦これ言ったら、オーソモレキュラー何たら団体様はキレてきそうですが、、、おれキレさせたら大したもんだよ🤭(長州力より✨)
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