認知症ケアについての学習
7月の研修会は、「パーソン・センタード・ケアと脳活性化リハ5原則」-大誠会スタイルによるコミュニケーション-と題し、認知症ケアに対し、身体拘束ゼロの取り組みを行っている、医療法人大誠会内田病院 サブマネジャー理学療法士 安原千亜希 先生に群馬県からLIVE配信を行っていただきました。
LINELIVE参加者:31名
内田病院は、群馬県沼田市に位置する、認知症疾患医療センターです。入院患者の約8割の方が認知症です。また、2002年1月に「身体拘束廃止宣言」を行い、現在も継続しておられます。内田病院が行っておられる、大誠会スタイルのコミュニケーションの中心は、その人らしさを大切に!その人の思いを知ろう!を意識することだそうです。
また、認知症持つ人の視点を重視しつつ、人間関係の重要性を強調したケア(パーソンセンタードケア)に加え、脳活性化リハ5原則の、①快刺激、②ほめ合い,③コミュニケーション、④役割、⑤エラーレスを基本とした関わりをもつことで、BPSD(周辺症状)が軽減し、適切な場所への退院・退所につながるとのことです。
スタッフが関わっておられる実際のケアの動画を観させていただきました。入院当初は、歩くことや意思の疎通も図れなかった患者様が、冗談を言ったり、皆の前で盆踊りを披露したりと見違える姿に変わられていることに驚きました。
職員教育を通して、法人全体での同じ方向の取り組むことの大切さを実感しました。
研修終了後も、参加者からのLINEトークよる質問も多数寄せられて、関心の高さが伺えた研修会でした。