9月の研修会は、「第2層生活支援体制整備事業と最新の和歌山市の社会資源」
今回は、当院所属、前・生活支援コーディネーター 土橋 健作が行いました。
なるコミからのLIVE配信となるコミ聴講(20名限定)の同時配信です。
LINELIVE参加者:約10名
なるコミ聴講:12名
生活支援体制整備事業とは、地域包括ケアシステムを構築していこうという国の指針により推進され、平成27年4月の介護保険改正により、地域支援事業に位置づけられた新しい事業です。
生活支援体制整備事業とは、「地域の皆がよりよく生活を行いやすい体制を整える」、いわゆる「住民同士の助け合い」の事業です。
事業を推進するために、各地区に「生活支援コーディネーター」の配置と「協議体」の設置を行います。
和歌山市も市内を15圏域に分け、各圏域に「生活支援コーディネーター」が配置されています。
住民同士の助け合いと言っても、困っている人と助けることができる人のマッチングができていないのも現状です。
便利なアプリ等もない中、マッチングを可能にする方法として、「集いの場」が大切になってきます。
昔は、向う三軒両隣や井戸端会議等で、地域のお互いの困りごとは少なからず今よりは解決しているのではないかと感じております。
みんなが集う場→顔見知り→顔と名前が一致→人となりがわかる→関心を寄せる→助け合いの地域に発展していけばと考えております。
また現在、和歌山市にも数多くの既存の社会資源が存在しております。
社会資源も使わなければ、なくなっていきます。
昔は存在していた、電気屋・自転車屋・商店等、大型店やネットの普及等によりなくなっているのも事実です。
住民の交通の足、電車やバス、タクシー等も乗車しなければ、消えていくかもしれません。その時に、困るのは今の若い世代になるかも…。
社会資源も、みんなで使って存続させていくことも、地域のよりよい発展につながるのでは。
10月1日現在版として、「和歌山市のくらしのべんり帳」の発刊予定です。
皆で、しっかり活用しましょう。
みんなが支え合う、みんなで支え合う地域になればと願っております。