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お知らせ

高齢期の循環器疾患について

10月の研修会は、当院非常勤医師 循環器内科専門医 島本 幸子先生より、「高齢期に注意すべき循環器疾患」についてご講義をご依頼いたしました。
今月も、なるコミからのLIVE配信となるコミ聴講(20名限定)の同時配信といたしました。
LINELIVE参加者:9名 
なるコミ聴講:16名


現在、高齢化率は約28%(2020年9月現在)と増加しており、高齢者の死因はとして、順に、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患であることを学びました。
今回は、中でも心疾患を中心に講義していただきました。
循環器疾患の基礎疾患として、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症等が日本人の男女の通院者率の高い疾患Best5に挙がっていたことには驚きでした。
高血圧は、140/90mmHgが目標血圧であり、心拍は10万回/日打っているので、計測時に高く出ても、再度計測して通常の値であれば問題ないとのことでした。
糖尿病は、高齢になってくると摂取量・カロリーにムラがあるため、重症低血糖、また合併症への注意が必要とのことでした。
また、狭心症・心筋梗塞の冠動脈疾患は、症状は非典型的、急変の可能性もあること。抗血小板剤(血液をサラサラにする)の服用が大切であることについて話されました。
他にも、末梢動脈疾患(末梢の壊疽に注意)、不整脈(ペースメーカの有無)、大動脈瘤(強力な降圧治療)、高齢者の5~10%罹患している心房細動等についても、ご説明していただきました。
最後に、高齢者においての状態変化の気づきして、血圧の保持、脈拍は頻脈や徐脈ではないか、呼吸は保たれているか等の普段からのバイタルサインを知ることが大事であることを学びました。
参加者からは、実際のご担当者様のケースについて質問が寄せられました。
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