昨年春から続いている宇都宮病院接遇研修。
今年度からはアンガーマネジメント研修が始まっています。
「怒らない」ための研修ではなく「怒りの感情を(うまく)コントロールすること」を学びます。
今回は半数以上のスタッフが参加。
厚生労働省の調査では医療介護関係は、職場での怒りを感じる割合が高い職種だそうです。
怒りというのは人や物が原因で起こるのではなく、自分の持っている(こうある)「べき」という基準と事実との解離によって起こる感情。
この「べき」基準は人によって様々で、人それぞれのキャパによって怒りの感情があふれ方も異なります。
アンガーマネジメントはこの他人の「べき」を知り、自分の感情のキャパを大きくし、発散させることが目的です。
前回の全体研修で、スタッフがそれぞれ怒りのエピソードを出し、10段階で強度付けをしました。
今回の研修では怒りの強度が中等度以上の回答を集め、それらを基にグループで感想を出し合い、課題を抽出し、解決策を考えました。
各グループそれぞれから問題点や解決策が出されましたが、コミュニケーションの大切さは共通していました。
多職種で構成される医療機関。
多職種でのグループワークはお互いを知ることにつながる大事な機会だと思います。