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AGA治療に関心があるものの「副作用のリスクが気になる」「失敗して後悔したくない」など、デメリットばかりが目につき、治療に踏み切れない人もいるでしょう。
AGA治療には副作用のリスクのほか、費用が高額になる等のデメリットがあります。一方で、「薄毛の悩みが改善される」という大きなメリットがあります。
ここからは、AGA治療のデメリットや後悔する理由、その対処法について詳しく解説します。AGA治療に前向きに慣れず、迷いがある人はぜひ参考にしてください。
AGA治療は、厚生労働省で認可された有効性のある治療薬を処方してもらえるメリットがあります。一方、治療費が高額になり、副作用が起こるデメリットもあります。
【副作用が起こる可能性がある】
AGA治療で処方されるフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルには副作用が起こる可能性があります。
具体的な副作用は以下の通りです。
AGA治療を始めたからといって、必ずしも副作用が起こるとは限りませんが、このようなリスクがあることを理解することは大切です。
【治療費が高額になる】
AGA治療は保険適用外の自由診療となります。そのため、治療費は全て自己負担する必要があります。
診察や薬代などの費用はクリニックによって異なります。AGA治療は長期戦になるため、予算に合わせて継続できるクリニックを選ぶことが大切です。
【初期脱毛が起こることがある】
AGA治療を始めて2週間から1ヶ月ほど経った頃に、一時的に抜け毛が増加する「初期脱毛」の症状が起こることがあります。
初期脱毛は副作用ではなく、薬が効いている証拠で、特にミノキシジルで起こりやすいとされています。薄毛治療を始めたのに抜け毛が増えることから、不安になる人もいるかもしれません。初期脱毛は一時的な症状で、2ヶ月ほどでおさまるため、焦って治療を止めないようにしてください。
【個人輸入の治療薬を使用】
AGA治療薬は個人輸入の通販でも安く購入できます。
AGA治療薬に限らず、個人輸入の医薬品は有効性や安全性が認められていません。
効果を感じられないだけではなく、重篤な副作用が起こるリスクもあり、厚生労働省も注意喚起を行っています。
後悔しないためにも、AGA治療薬は医療機関を受診して医師に処方してもらいましょう。
AGA治療に用いられる治療薬には副作用のリスクがあります。それぞれの治療薬のリスクと対処法について理解したうえで治療を始めることが大切です。
ここからは、代表的なAGA治療薬「フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル」の副作用と対処法について詳しく解説します。
【フィナステリドの副作用】
フィナステリドは抜け毛予防のための内服薬です。男性ホルモンのテストステロンを薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5αリダクターゼと呼ばれる酵素を阻害する働きがあります。
フィナステリドの副作用には以下のようなものが挙げられます。
フィナステリドによる副作用の発症率は極めて低いものの、リスクはゼロではありません。治療開始後に異変を感じた場合は、服用を中止して医師に相談してください。
【デュタステリドの副作用】
デュタステリドもフィナステリドと同じく、薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える働きがあります。また、フィナステリドに比べて作用が強く、副作用の発現率も高まります。
デュタステリドの副作用には以下のようなものがあります。
フィナステリドと同様に男性機能に関わる副作用が起こる可能性があるため、妊活中の場合は妊娠が成立した後に治療を始めるか、一時的に休薬することをおすすめします。
【ミノキシジルの副作用】
ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があり、それぞれ副作用の症状が異なります。
内服薬は体内に直接取り入れるため、動悸やめまいなどの副作用が起こる可能性があります。一方、外用薬は頭皮に直接塗布するため、かゆみや発疹などの頭皮トラブルが起こることがあります。
ミノキシジル内服薬・外用薬の副作用には以下のようなものがあります。
ミノキシジル内服薬 | ミノキシジル外用薬 |
---|---|
・初期脱毛・肝臓への影響 |
・頭皮のかゆみ・かぶれ |
ミノキシジル内服薬は厚生労働省に承認されておらず、外用薬に比べて副作用が起こりやすい傾向にあります。内服薬を使用する場合は、少量ずつ様子を見ながら服用しましょう。
AGA治療薬による副作用が生じた場合、まずは治療を受けているクリニックを受診して医師に相談しましょう。
副作用の症状によって、薬の量を調整したり、別の治療法に切り替えることもできます。また、副作用を予防するためにも、治療前に健康診断を受け、肝機能や腎機能に異常がないことを確認することも大切です。
副作用のリスクを回避するためにも、AGA治療薬は医師の指示を守って正しく使用しましょう。
AGA治療薬を使用する際には、事前に禁忌事項などの知識を備えておくことが大切です。
ここからは、AGA治療薬を使用する際の注意点について詳しく解説します。
【女性や未成年に禁止されている薬剤がある】
フィナステリドやデュタステリドは、女性や未成年者の服用が禁止されています。
特に妊娠中や授乳中の女性は注意が必要です。米国FDAによると、これらの治療薬は男性胎児の生殖器に異常をきたす恐れがあると公表されています。
また、フィナステリドやデュタステリドの成分は皮膚からも吸収されるため、触るのも厳禁です。万が一、妊娠中や授乳中の女性が触れてしまった場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
【AGA治療薬を服用している間は献血できない】
AGA治療薬は血液にも影響を及ぼす可能性があるため、献血することができません。
薬に含まれる成分が血液に移行する可能性があり、献血を受ける人に影響を与えてしまうリスクがあります。
薬の服用を中止して成分が完全に体から抜けるまでには1ヶ月ほどかかるため、その間は献血しないようにしてください。
AGA治療で後悔する理由のひとつに、治療費が高いという点が挙げられます。治療費が家計を圧迫することもあるでしょう。
まずは、AGA治療の相場を知り、無理なく治療を進められるように計画を立てることが大切です。
AGA治療にかかる費用の相場は以下のとおりです。
診察料 | 初診:無料~5,000円再診:無料~3,000円 |
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検査料(血液検査・遺伝子検査・マイクロスコープ) | 5,000円~15,000円 |
薬代 |
内服薬5,000円~10,000円/月外用薬8,000円~13,000円/月 |
AGAの治療費はクリニックごとに設定が異なります。AGA治療は長期戦になるため、無理なく継続できるクリニックを選びましょう。
初期脱毛とは、AGA治療薬の作用で一時的に抜け毛が増える現象です。治療薬の使用で、ヘアサイクルが正常化する過程に起こる自然現象で、効果が現れている証拠ともいえます。
薄毛治療している人にとって、抜け毛が増える初期脱毛は不安要素になるでしょう。初期脱毛は一時的なもので、ヘアサイクルが整えば改善されるため不安に感じることはありません。
【初期脱毛の期間】
初期脱毛が起こる期間には個人差がありますが、一般的に治療を始めて2週間から1ヶ月頃経ったに始まり、2ヶ月程度続きます。
髪の毛が抜ける頻度にも個人差がありますが、通常は週に数本から数十本程度抜け落ちます。
【初期脱毛の対処法】
初期脱毛は一定期間治療を続けることで症状が落ち着いてきます。
抜け毛が増えたからといって治療を止めると、それまでの治療が無駄になってしまいます。不安な場合はクリニックの無料相談やカウンセリングを利用して、医師のアドバイスを受けましょう。
初期脱毛の対処法としてもっとも大切なのは、症状がおさまるまで焦らず治療を続けることです。また、ヘアケア商品で頭皮環境を整えることも有効です。
AGA治療の効果が出るまでの期間には個人差がありますが、早ければ3ヶ月ほど、一般的には6ヶ月以上かかります。AGA治療には即効性がなく、継続することで効果を得られるものです。
効果が出るまでの期間に影響する原因として、以下のようなものが考えられます。
不規則な生活や喫煙習慣なども、効果が出るまでの期間に影響します。また、治療を始めたときの薄毛の進行度によっても左右されます。
AGAは進行性の脱毛症で、治療を始めるのが早いければ早いほど効果を実感しやすい傾向にあります。生活習慣の乱れも治療に影響するため、心当たりのある人は改善できるように心がけましょう。
AGA治療で後悔しないためには専門医に相談する
AGA治療を始めるにあたって、頭皮の状態や薄毛の進行度によって、最適な治療法が異なります。そのため、専門のクリニックで診察を受け、症状に合った治療プランを提案してもらうことが大切です。
副作用のリスクや治療にかかる費用などを考慮したうえで、医師と相談しながら無理のない治療計画を立てましょう。
AGA治療が必要な薄毛なのか診断してもらう
薄毛の症状によってはAGA治療ではなく、別の治療が必要になるケースもあります。
自己判断でAGAの市販薬を使用すると、効果が出ないどころか重篤な副作用が生じるリスクもあります。安全かつ有効性のある治療を受けるためにも、まずは専門のクリニックで医師に診断してもらうことが大切です。
薄毛の原因がAGAとは限らない
薄毛の原因がAGAとは限りません。円形脱毛症や脂漏性脱毛症など、別の疾患が原因で薄毛を引き起こしている可能性もあります。
これらの疾患による薄毛は、AGAクリニックではなく皮膚科で治療する必要があります。
市販の育毛剤には注意が必要
第一類医薬品に分類されるミノキシジルは、薬剤師のいるドラッグストアでも購入できます。
ただし、市販薬を安易に使用することはおすすめしません。期待する効果が出ないばかりか、思わぬ副作用が起こる可能性も。繰り返しになりますが、自己判断によるAGA治療はリスクを伴うため避けるべきです。
【AGA治療の最大のデメリットは完治しないこと】
AGA治療は安全性や有効性が認められた治療法ですが、最大のデメリットといえるのは完治しないという点です。
AGAは進行性の脱毛症で、自然治癒することはなく完治することもありません。ただし、初期の段階で治療を始めることで、十分に改善の余地はあります。
完治することはありませんが、薄毛の進行を遅らせたり、発毛を促すことは可能です。AGA治療は長期的に継続する必要があります。無理なく続けられるように、医師と相談しながら治療を進めていきましょう。
AGA治療を止めるとどうなる?
AGAは進行性の病気で、治療を止めると薄毛が再び進行します。
AGA治療で効果を実感できた場合でも、自己判断で治療を止めると元の状態に戻るどころか、更に薄毛が進行する可能性も。
効果を感じられた場合は、減薬したり薬の種類を変更することもできるため、医師に相談してください。
AGA治療で副作用が起こる確率はどれくらい?
AGA治療で副作用が起こる確率は極めて低く、全体の1~5%です。
副作用が不安でAGA治療を始めることに迷いがある人もいるでしょう。AGA治療薬に限らず、医薬品全般に副作用のリスクがあります。治療するメリットと比較したうえで決断してください。
AGA治療薬は個人輸入しても大丈夫?
AGA治療薬の個人輸入は避けるべきです。
個人輸入で購入できる治療薬には、偽物や粗悪品が紛れているケースが多く、実際に健康被害を受けた事例も多数報告されています。
個人輸入薬を服用して副作用が起こった場合、本来受けられるはずの救済措置を受けることもできません。
さまざまなリスクを避けるためにも、AGA治療薬は医療機関を受診して医師に処方してもらいましょう。
AGA治療は保険適用される?
AGA治療は保険適用外の自費診療になるため、治療費は全額自己負担する必要があります。
ただし、円形脱毛症や脂漏性脱毛症など、疾患が原因となる薄毛は、保険適用で治療できることも。
薄毛の原因は自分では特定できないため、まずは専門のクリニックを受診して医師に診断してもらいましょう。
AGAは自力で治せる?
AGAは自力では治せません。
AGAは自然治癒することがなく、放置すると進行する脱毛症です。薄毛を改善するには、適切な治療を受ける必要があります。
AGAを自力で治すことはできませんが、バランスの悪い食事や睡眠不足など、生活習慣の乱れを改善することで予防することは可能です。
妊活中でもAGA治療できる?
妊活中にAGA治療を受けても問題ないとされていますが、何かあったときに後悔しないためにも避けた方がよいでしょう。
AGA治療を取り扱う製薬会社の調べでは、1日1回のフィナステリド服用を6週間続けたところ、薬の成分が精液に移行したのは1%未満とごく少量です。
ほぼ影響ないと考えられますが、リスクはゼロではありません。
妊活を始めるにあたって、一旦治療を中止することをおすすめします。治療薬の成分が体内から抜けるまでに1ヶ月ほどかかることを考慮したうえで妊活を始めてください。
当院では他病院が行っている「現状維持」「微増の改善の治療」ではなく「発毛をさせる治療」「ワンランク上の治療」「特別な治療」が、当院では可能です。
フィナステリド+ミノキシジル+サプリメントにによって抜け毛を減らし、生えてきた髪の毛を丈夫にする治療を行います。
発毛治療は個人差はありますが、最低でも6ヶ月はかかるため、継続した治療が必要です。
発毛治療 男性 |
5ヶ月 100,000円(税別)6ヶ月 120,000円(税別) |
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※当院ではオンライン診療はおこなっておりません。
予想される副作用・リスクについて
・服用から3~4週間目に初期脱毛として脱毛が多く感じる場合があります。
・本治療発毛効果には個人差があります。効果が現れるには少なくとも6か月以上治療を継続することが基本です。
未承認医薬品等
この治療で使用されるサプリメント、男性内服、男女兼用内服は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
入手経路等
当院で使用しているサプリメントはドクターズヘアオリジナル(日本)、男性内服はWEIDAR CHEMICAL(台湾) & PHARMACEUTICAL CO., LTD.、男女兼用内服はLLOYD LABORATORIES Inc(フィリピン)で製造されたものを当院で個人輸入しております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
名称 | 宇都宮病院 |
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所在地 | 和歌山県和歌山市鳴神505番地の4 |
電話 | 073-471-1111 |
FAX | 073-473-8567 |
交通 |
JR阪和線「和歌山」駅東口より「紀伊風土記の丘」行 乗車 |
開設日 | 昭和45年10月27日 |
診療科 |
・内科 |
病床数 | 80床(医療療養44床・地域包括ケア36床) |
管理者・病院長 | 宇都宮 宗久 |
設備 |
手術室・内視鏡室・検査室(ECG・エコー) |
基準等 |
■基本診療料
■特掲診療料 |
勤務体制 |
4週8休(看護部のみ2交代勤務) |